家庭薬の昔 日々進歩する家庭薬の昔をお伝えします!

家庭薬ロングセラー物語

七ふく発売開始年:1690(元禄3)年企業ロゴ

七ふくはすべて自然に育った植物性の和漢薬(草根木皮)です。
商品の歴史と説明

伊藤家初代長兵衛が「ひゑくすり」を創製

商品のほがらか感が安心感を抱かせる便秘薬・丸薬七ふくの歴史を遡ると、まったく違う響きの商品名「ひゑくすり」にたどり着く。「ひゑくすり」を創製したのは、大坂・道頓堀の高津に居を構えていた伊藤家の初代長兵衛。創業は1690年(元禄3年)ごろとされ、長兵衛が懇意としていた漢方医から製法が伝えられた。当時、「ひゑくすり」は排せつを促すことで、体毒を外に出す効能があるとされ、性病の患者も服用する薬だった。「ひゑ」の意味は「冷え症」を指すのではなく、難波言葉の古語で「淋病」を意味していたのだという。

高津詣での参拝者より評判は全国的に

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長兵衛の店舗があった高津は、高津神社の門前町として栄えていた。高津詣でに遠方から参詣する人々の中には「ひゑくすり」を土産として購入する人も多く、口コミにより評判が高まっていくと、「ひゑくすり」の名を付けた類似品が出回るようになってくる。明治時代初期、他の商品との違いを明確化するために「七ふく」の商標名をつけ、以後「七ふく・ひゑくすり」の名で販売することになった。

七ふくは本来の語源からひとり歩き

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「七ふく」の名の由来は、商品を購入するときに“一服分”ではなく、“七服分”買っていく人が多かったことに起因する。だが、時がたつと共に、語源である“七服”の意味から転じて、“七福神”の連想から“七福”となり、縁起のいい薬というイメージが固定化していく。宣伝効果から考えてみても“七福”の訴求力は強い。そこで、七福神が手に持つ、釣りざお、小づち、勾玉などを図案化して商標に採用することとなった。300年以上の歴史を刻んだ「七ふく」は、創業以来ほとんど処方を変えぬまま、七つの生薬を配合した便秘薬として、今も生活者の“健康”と“安心”を守り続けている。

商品紹介

商品の特徴

  • 「七ふく」は、自然の中で育った生薬だけを原料にした便秘薬。七種類の植物性生薬が有効に働き、便秘や便秘によって起こるいろいろな症状に、おだやかな効き目を発揮します。
第2類医薬品 商品写真 ※パッケージは変更する場合がございます。
第2類医薬品 商品写真 ※パッケージは変更する場合がございます。
商品詳細(一例)丸薬 七ふく
効能・効果便秘便秘に伴う次の症状の緩和:肌あれ、吹出物、食欲不振、のぼせ、頭重、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔
用法・用量 1日2回朝夕の空腹時に服用
  • 大人(15歳以上):1回15~30粒
  • 11歳以上15歳未満:1回10~20粒
  • 7歳以上11歳未満:1回7~15粒
  • 5歳以上7歳未満:1回5~10粒
  • 5歳未満:服用しない
成分・分量
  • (60粒中)
  • ダイオウ末:1000mg
  • アロエ末:340mg
  • ケンゴシ末:200mg
  • オウレン末:100mg
  • オウゴン末:200mg
  • センキュウ末:760mg
  • サンキライ末:1000mg
添加物としてバレイショデンプン、寒梅粉(餅米の粉)を含有する
注意事項
  • (1)本剤を服用中は他の瀉下薬(下剤)を服用しないでください
  • (2)授乳中の人は本剤を服用しないか、服用する場合は授乳をさけてください
  • (3)用法・用量を守ってください
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